遺産分割をする必要がない場合ってあるの?

遺産分割は、相続人の間で話し合わなければならないので、大変そうですが
遺産分割協議をする必要がない場合ってあるのでしょうか?

相続財産があって、相続人が複数いる場合、遺産分割協議をしなければ、どの財産がだれのものになるか
決まらないので、遺産分割協議をやらざるを得ません。

しかし、

A:相続人が一人の場合
B:相続の放棄・限定承認をした場合
C:遺言により、相続財産がだれに行くのかがはっきりしている場合

Aの相続人が一人の場合は、当然遺産分割協議をする必要はありません。
しかし、本当に相続人が一人しかいないのかは戸籍謄本等を取得し確認する必要があります。
また、相続人が一人だからと言って、土地や建物の登記名義の変更や預金通帳、株券などの名義変更が不要に
なるわけではありません。これらの手続きは行う必要があります。

Bの相続放棄をすれば、最初から相続人でなかったことになり、遺産分割協議をする必要はありません。
ただし、マイナスの財産だけでなく、プラスの財産ももらうことができなくなります。
限定承認は、相続財産のプラスの範囲で借金などのマイナスの財産も相続するという制度で、マイナスが多い場合にはプラスの相続財産はすべてマイナスの財産の支払いに充てられますから、遺産分割の必要はなくなります。ただし、プラスの財産が残った場合には遺産をどう分けるのか遺産分割協議をする必要があります。

Cの遺言書で、どの財産をどの相続人に与えるという相続財産の行き先がはっきりしていれば遺産分割協議をする必要はなくなります。したがって子供や奥さんが遺産をめぐって争わないようにするには遺言書を作成する必要があります。

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